カヤツリグサって何ですか?と問われた。
遊んだこと無いですか?
茎を根元の方からツーッと引っ張りあいっこしたら四角い形ができあがる。
ちょうど蚊帳(かや)を上から見た感じになる。だから、蚊帳吊り草。
蚊帳なんて見たこと無い人が多いんですね、最近は。
昔、紙の障子か板の雨戸で家の内外を隔てていた頃、網戸などは無かったから、夏は蚊対策に蚊帳が吊られた。
透けて、薄くて、細かい網状の蚊帳は、蚊を通さず、風を通す優れものである。
母子の寝床をすっぽりと覆う蚊帳。なんだかうれしくて、はしゃいでしまう。
寝そべったまま足を蹴り上げ、蚊帳の天井に爪先が届くのはどちらが先か?姉妹でバタバタと騒いだ。
こどもたちにはうれしくて楽しかったけれど、蚊帳は、夜に吊って朝には取り外し、畳んでかたずけなければならない。
けっこう面倒くさかったようだ。

ネットで調べたら、まあーあれがカヤツリそうだなんて、草を見る目が違ってきましたよ。
いくらでもはえていて、抜いてましたが、そんなら遊び方があるなんて、いとおしくなりました。
ちょっと遊んでみます、楽しいなー
近所の子供は知ってるかしら?と今度聞いてみるのが楽しみです。
蚊帳もまだとってあるので、使えますよ。
私もカヤツリグサを知らずネットで確認し、この草だったのかぁとわかった。
子供の頃の夏の思い出は蚊帳の中で遊んだり、ホタルを入れたりで夏が
来るたびに思い出す。高校の同級会でカラオケの練習をするかと、練習歌
(歌いやすい物)を探した。石川さゆりの「風の盆恋歌」を見つけた。
歌詞の最初に「蚊帳の中から花をみるーーー」がある。
同級会が終わり、ブログを開いたら『蚊帳』が出てきたので おぉ!と思った。