カギが無い。ポケットに無い。バッグにも無い。手提げ袋にも無い。
もう一度さがせ、と友人が言う。
2つのポケットには入ってない。
バッグも袋もすっかり空っぽにしたけれど、カギは無い。
カギは更衣室ロッカーのカギである。ロッカーのカギを返さないと靴箱のカギを渡してもらえない。
「左手は?」と向かい側から女性がニッコリ。
あった!左手首にブレスレットのように巻いていた。
「年をとったら誰にも覚えがあること」。友人がズケッと言った。
ああ、おデコに眼鏡を押し上げたまんま、メガネ、メガネ、どこに置いた?と探していたな~、父。

まあーやっちゃいましたね。
まあーよくあることですよ。
まあー落ち着いて探すことです。
まあー傍観者としてみてると面白い。
老眼鏡をするようになっての40才半ばから記憶力の衰えが徐々に来た。
しかし、その分、長い人生の知識が蓄えとなり補充してくれる様になった。
その蓄えに小生も甘えて、年の功を自慢していたが、最近、和子さんと
同じくバタバタ、何処に置いた?が多くなった。
でも長生きした父や母を介護しながらバタバタはまだイイ、バタバタしなくなったら
ボケが始まる。お互いいつまでもバタバタいたしましょう。(*^。^*)