猪が…。

雨、雨、雨、台風は過ぎたが本日も雨である。
乾燥機など持たぬ。洗濯物が乾かない。
真夏の炎天下に干したタオルはパリンと乾いて、拭えば肌を刺すほどだが、このところのタオルはヘナヘナ、やわやわである。
畳も床板もベタつく。
家にも人間にもカビが生えそうだ。
閉じこもるばかりの家から電話をかければ、電車で30分の町の人は、晴れてるよ―と言う。
テレビに映る甲子園では、太陽の下で高校生が汗を光らせている。
開会式が台風のせいで2日延びたことである。昨日など、降ったり止んだりの天気で、中断しながら試合が続けられていた。
なんとか好天気の下でプレイをさせてやりたいもの。
甲子園が晴れでひとまず良かった。
近隣の町は太陽が照っているらしいのに、この町の上には雨雲が貼り付いているようだ。
しとしと、ベチャベチャ、ザアザア…、弱くなったり強くなったりの雨が続いている。
カンカン照りも苦しいが、夕立ならぬ梅雨か時雨かのような雨続きの夏も気分がふさがる。

降りしきる雨の中、大きな猪が山から出てきた。
窓越しに5メートル先。
草の中に頭を突っ込んでモゾモゾとやっている。
昼間に、こんな家の近くをうろつく猪を初めて見た。
猪もまた、連日の雨のうっとおしさに耐えかねて、ねぐらから出てきたのだろうか?

「猪が…。」への1件のフィードバック

  1. 大変な雨でした。近くで大きな被害が。
    慌ただしいお盆でした。
    猪くんは雨の中の散歩だったのでしょうか。
    うっとおしさをわかち合いたかったのかも。
    直接ご対面はなさらないでくださいね、危険です!

    雨の日のひとときありがとうございました。

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