この秋、初めての…。

ことちゃん家のおじいちゃんが世話をされている栗が届いた。毎年、ちょうど良い実りの頃に届けてくださる。
ピカピカ艶よく光った大きな粒である。
まあ、うれしい。
さあ、大変。
台所の流し台とガス台のそばに延々と居続けることになる。
しんどいな~、めんどうだな~、でもやらねば、な~。
待っていてくれる人がいる。おいしいとほめてくれる人もいる。
ほめられて幸せ気分になる。
待っているといわれて、ちょっと鼻が高くなっている?
期待に応えねばならぬ。
訪問者があれば、問われもしないのに、これから渋皮煮を作らねば…と自らしゃべっている。
ガス台のそばを離れるわけにはいかないけれど、鍋のなかをかき回すわけでなし、たびたび味見をしては微調整をするわけでもない。
コトコトトロトロの火加減を見ながら、炎が立ち消えしないよう気を付けているだけ。
本を読んだり、こんなふうにちょこっと書いたりしながら、栗がほどよく煮えるのを待っている。
今秋、初めての渋皮煮作りである。
完成したら、第一番めの届け先はもう決まっている。
さて、思う味に仕上がれば良いが―。
いままだ作業は、道半ばである。

「この秋、初めての…。」への3件のフィードバック

  1. 昨日はありがとうございました、初めて筆を使って楽しかったですby陽

    昨日はありがとうございました、自由に字を書かせてもらえて楽しかったですbyそら

    また会える日を楽しみ♪

  2. 義弟からメールが届いた。我が家の佐渡にある墓参りに行ってくれたの事。
    必ず、彼岸、お盆と近くに行ったとき墓参りをしてくれる。我が家の栗の木の
    栗を拾い半分は管理人さんにもあげてくれたようだ。和子さんの栗を待って
    くれる人、ほめてくれる人そしてほめられて幸せな気分になること。
    優しい人が周りにいて人の為でもあり自分の為でもある。
    わかる、わかる。今日もホッコリとする文だ。

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