久しぶりに電車に乗った。
午後2時の各駅停車の車内に乗客は少ない。
陽が射し込んでいるが、どの窓もブラインドは閉められず、空いたシートに、通路の床に、太陽が拡がっている。
頭をまっすぐに立てたまま目を瞑っている人、うつ向いている人、頭を横に傾けてはフイッと元に戻す人。やわらかな春の陽が眠りを誘う。
目の前の席の若者が急に頭を起こして、キョロキョロ。「……」なにごとかつぶやいている。
次の駅で降りて行った。
約束の時間があったのでは―?
前中和子のブログです
久しぶりに電車に乗った。
午後2時の各駅停車の車内に乗客は少ない。
陽が射し込んでいるが、どの窓もブラインドは閉められず、空いたシートに、通路の床に、太陽が拡がっている。
頭をまっすぐに立てたまま目を瞑っている人、うつ向いている人、頭を横に傾けてはフイッと元に戻す人。やわらかな春の陽が眠りを誘う。
目の前の席の若者が急に頭を起こして、キョロキョロ。「……」なにごとかつぶやいている。
次の駅で降りて行った。
約束の時間があったのでは―?