コブシ?

暖かいというよりも、一気に夏めいた気温になって、椿の花がいっせいに咲いてしまった。
いつもならまず道端のピンクの丸いかわいいのが咲いて、通る人もかわいい、かわいいと楽しんでくださっているうちにもう一本の赤いのが咲き始める。
この木は、ちょっと見には、まるで一本の木に赤い花と白い花が咲く。
実は、根っこのところで二本がくっついている。花が咲く前にはわからなかった。幼い木だった頃に分ければよかったのだが、そのまま育って今は、珍しいですねと言われる大樹となった。
あれもこれも同時に咲いた。次々に咲き続けて春を長~く楽しませてくれるいつもの花景色ではない。
20130321_080623
明けて今朝はまた冬日和。咲こうという花もつぼみを固くしたようだ。

昨日は、各地お花見びよりだったそうだが、このあたりの桜はまだまだ。
けれど、山に白いものがぽつりぽつり。3月も下旬になると、まだかな?もうそろそろ…と待ち遠しい山の景色である。
それが、今朝、見つけた!コブシの花。
ほんとうの名前はタムシバ。図鑑で見るとよく似ている。
昔から里の人たちはだれもタムシバなんて言わなかった。
コブシがたくさん咲いたから、今年はカンカン照りの夏になるとか、今年は大水が出るとか言い伝えられてきた。
学名はタムシバですよといわれても、やっぱりだれもかれもコブシと言っている。
いつもの年よりも10日も早くコブシが咲いた。

今年の春は油断ができない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。