今日は昨日に続く日で格別に突飛なことはないけれど、弥生三月という呼び名は優しく愛らしい。
二月、きさらぎ、如月と書く。いやいや「着、さらに着る」という説もあって、山里暮らしの身にはまさにそのとおりでありました。
明けて3月1日、待ちかねたその日は、うらうらと弥生の風が吹きわたるというわけでなく、
薄日は射しながら、竹藪をざわざわと騒がせ、
電線をビュウビュウと唸らせる風が吹き荒れております。
テレビの気象予報士さんによれば、春一番が吹いたとか、春一番というにはちょっと条件が整わないとか、なにやら細かいことを言っておりますが、
なにはともあれ、弥生、春一番、などのことばを耳にし、目にすることが、ことのほか心はずむのであります。