うわの空

20160306_150317

お城の堀端に提灯が吊られている。桜まつりの準備中である。
行きつ戻りつの春で、見頃のときが定めにくそうだ。3月中に満開になってしまう勢いだ。
通った高校の目の前が堀であった。
小中学校へは1時間の徒歩通学であった。
高校へは、自転車、バス、列車、その頃はSL、またバスと小刻みに乗り継いで1時間余の通学であった。
山間のこじんまりとした学校から、1学年400人の高校の規模に緊張感が大であったが、新学期、音量高く演歌が流れて来る教室で授業が始まったのも衝撃であった。
6万石の城下町、桜堤みの続く堀には手こぎボートが浮かび、夕方まで途切れることなく演歌が流れていた。
教育環境がどうのなんぞと問題にはならなかったのかな~?
高校時代の3年間、桜の頃のいつもの情景であった。
現在、高校は城跡界隈から遠く離れた地に移転している。

「うわの空」への2件のフィードバック

  1. ピリリ、ピリリですかぁ、あまり使わない言葉、どんな気持ちかと
    珍しい写真に目が行った。タイトルの「うわの空」もイイ。
    春が来たんだなぁ、暖かいポカポカ感がこちらに伝わってくる。
    桜はやはり堀端がイイなぁと千鳥ヶ淵が思い出された。

  2. 山の色が少しずつ桃色に、よく見ると桜の花が咲き始めましたよ。
    春色でいっぱいになります。
    桜には沢山の思いでがありますね。
    いい季節です!

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