奏者、交代。

カナカナ、カナカナ~。朝4時半から林の中で始まる輪唱が聴こえなくなった。
この頃音量が小さくなっていた。5時も過ぎてからチラホラと聴こえて来たり、であった。
夏のコンサートが閉幕したようだ。
カナカナ~に引き続いて、朝から終日、ニイニイ、チイチイ、ミンミンミーンとにぎやかだったのも、
ツクツクボーシ、ツクツクボーシに代わった。
早朝に聴こえるのは、キチキチ、ジージー、チチチチ……。
夜にはひんやり冷気の中で大演奏会である。
昼間の♪ツクツクボーシ、オーシ、ツクツク……は、
つくづく惜しい、逝く夏が惜しい、と聴こえる。

「奏者、交代。」への1件のフィードバック

  1. 稲穂の黄金色とススキの銀色、秋の始まりの色ですね。
    こちらも外の音はだんだんと変化してきてますよ。
    耳を澄ますと、リィーリィーと心地よい音色です。
    空の色と雲の流れは秋近しですね。
    家の中より外が涼しい夕暮れ時です。

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