ものごとがやりっぱなし、中途半端になる。
掃除をしていて、窓の向こうの紅葉の具合が気になる。ガラスが汚れている。クリーナーをOFF。窓拭きを始める。
窓の下に何か落ちている。
頭をかじられたようなスズメ。モズのはやにえとやらになっていたものだろうか?
とりあえず窓の敷居から降りてスズメを埋める。
郵便配達さんが来た。いそいそと受けとる。
どこからというあてがあるわけではないけれど、郵便が届けられるのはうれしい。
〇〇日にギャラリーぶんあんに行きます、などと知人が書いて送ってくれたかも知れない。
四国新居浜に暮らす妹からカラスウリの絵はがきが届いた。
妹は庭や散歩道で見る草花を描いては送ってくれる。
そうそう、朝からジャムを煮ていた。りんごとお芋のミックスジャム。
りんごだけを煮れば、さわやかさがおいしい。さつま芋を少し加えると、とろみと甘味が増す。このところ、このお芋を少し加えたジャムが気にいっている。
朝から煮て、冷めたらビンに詰めるつもりで、その間にクリーナーをかけていたのだった。
思い付いたとき、すぐにやっておかないと、あとまわしにすれば、思い付いたことなど忘れてしまう。
コンロの火を止めることはよくよく注意しているが、あっちにクリーナーのホースが伸びたままになっており、広げた新聞の上にメガネを置いたまま。
窓の敷居に上がるときに使った椅子も食卓に戻さぬまま窓際にある。あ~あ。
妹との電話はいつも長い。
話している最中に、あの話をしておかねばと思い付くと、すぐに話題を切り替える。今、話さないと忘れてしまうかも知れない。
60を過ぎた姉妹はお互い似たような思考力、記憶力なもので、話題があちらへこちらへと飛んではまた、繰り返しになる。
で、今日はいったい何の話がしたかったのだろう―?