今年になってから展示会用の作品を書いてきた。書くのはわが家に通って来ている小学生たちである。
日頃はマス目や罫線のあるノートに書いているが、いったんノートは閉じて、さまざまな紙と筆記用具を準備、好きな紙と筆記用具を選んで書かせた。
原稿用紙、ハガキ、大小のサイズにカットした厚手の紙、100円ショップで求めたかわいい絵柄のメモ用紙など。書く道具は鉛筆、カラーペン、クレパス、筆ペンなど。
3年生の男の子たちは原稿用紙、短冊形の紙などに次々と書いていく。
川柳のような俳句のような五、七、五の句も作った。
20歳になった僕へ、というメッセージを書いたりもした。
次から次へと書いていく。何を書こう、どうしようなどの躊躇もなく書いていくのがなんともうらやましい。
1年生、2年生の女の子たちは、たくさんのカラーペンや色のついた紙を前にして、作文ならぬ絵を描くのに熱中しだした。
漫画に登場するお姫さまのような絵をひたすら描き続ける。
作文教室のこどもたちなのだから、絵にことばや文章を付けようよ、と促す。
作品展への案内状も各人で作った。
春休み中の1週間の展示会。
ご家族に見ていただいた。おじいちゃん、おばあちゃんも来てくださった。
「 ここではリラックスした作文を書いています 」と言ってくださるおかあさんがおられた。
やさしいおかあさんへ、と伝言を書かれたおかあさんは、涙が出るとおっしゃった。
こどもたちの作品展の準備は楽しかった。次は自分自身の作品展である。気分がはずまない。
ためらうことなく鉛筆を走らせ、カラーペンで塗っていたこどもたちに恥ずかしい。
たまたまコブシについての文に出会ってから今までの投稿文を少しずつ拝見させて
頂いています。一気に読むとその雰囲気に浸る時間が短くなる様に思うからです。
今日は子供たちの作品展を読みました。
最後の2行、気分がはずまない。ためらうことなく~恥ずかしい。迄がとてもいい。
ゆったりとした日々の中で穏やかな生活をされ何か読みながらほんのりとして来ます。
良いブログに偶然にも出会えて私も楽しみが一つ増えました。