うれしいんです。

2年生のことちゃん、4年生のたかあきくんから手紙が届いた。
ことちゃんがおかあさんといっしょに歩いて届けに来てくれた。
ことちゃんはちょっとはにかみやさんである。この日もおかあさんの体にくっつくようにしながら来てくれた。
ことちゃんとたかあきくんは兄妹。
隣家のこどもさんである。
作文教室の初めからの生徒である。
週一回の教室の日以外に、ときどき手紙を書いてくれる。作文教室はたのしいと書いてくれる。
教室を始めたとき、髪だってこんなに白いけれど、教室ではおばあさんと呼ばないでね、とやんわりと念を押しておいた。
以来、センセイと呼んでくれる子もいるが、ことちゃん兄妹はマエナカさんと呼ぶ。
そりゃそうだろう。隣のばあさんだった人をセンセイとは呼びにくいよね。
でも、マエナカさんと呼んでくれるのうれしいのよ。
10歳にもならない人たちから名前を呼ばれるなんて、とても幸せな気分です。

「うれしいんです。」への1件のフィードバック

  1. 私にも小学2年生だから8才だろうか子供の友達がいる。母親をなくし半年前に仙台から父の転勤で隣家の祖母の家にやってきた。男の子で活発であるが淋しくない様に声をかけてあげるうち友達の様に思ってか学校から戻ると”おじちゃん”とやってくる。私の故郷は佐渡であるが東京、新潟市の生活が長くてもアクセントが治らず佐渡弁は関西弁に近い。このアクセントが面白いと”からかい”に来る。子供に呼ばれるのは嬉しい。だから前中さんの気持ちが良くわかる。

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