花咲けば…

陽気に誘われてほころび、
二分咲き、五分咲きとなった頃、花冷え。少し足踏み。
やがて、花曇りの空に花満開。
月もおぼろの風に花揺れ、
明ければ、冷たい花散らしの雨。
舞い散る花びらは筏となって
ゆらゆらゆらりと川を下って行く。
花咲き、花散る。
今年の春も、はや若葉の頃…。

「花咲けば…」への2件のフィードバック

  1. 今日は朝から音もなくしとしとと。
    ソメイヨシノが終わり、今から咲く遅咲きの桜(名前?)と八重桜が咲いてくれます!
    我が家の庭の桜は今から春をむかえますよ!
    山々の衣替えも目に優しく、嬉しいです。
    12日から古巣に帰ります。

  2. ほころびから~はや若葉の頃の文章が何とも言えずホッコリする。
    学生時代は講道館とアパート(東京荻窪)近くの道場で柔道を習い
    大学のクラブは不動産鑑定士研究会とペンクラブ(小説クラブ)
    に所属していた。
    生意気は言えないが今日の「花咲けば」は心地良い。

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