小梅

今年はわが家の梅が豊作。
チーちゃん、タクミくん、コトちゃん、タカアキくんが、おとうさん、おかあさんとやって来た。
3本の木に小さな梅がたくさんなっている。黄色く熟しているのもあって、枝が揺れるとパラパラと落ちる。
5年生のタカアキくんは幼いチーちゃんに採った実を手渡してやっている。
幼稚園児のタクミくんは自分で採りたい。
3年生のコトちゃんはサッサと脚立に上がって、採った実をザルに入れる。
チーちゃんの小さな袋はたちまちいっぱいになった。
おかあさんが高い枝の実を採ろうと爪先立ちをし、ピョンと跳び上がった。
「おかあさん、ピョンピョンしちゃダメ。お腹にあかちゃんがいるんだから」。タクミくんが忠告する。
タクミくんはチーちゃんのお兄ちゃんで、もうすぐ、弟か妹が生まれる。
通りがかった自転車が止まり、車がゆっくり、ゆっくり。
「いいね~」、「たくさん採ってね~」。
梅を採るこどもたちに掛けられる声、顔が優しい。

「小梅」への1件のフィードバック

  1. 親と子たちの梅とりのいい景色ですね!
    子のお母さんを思う気持ち、微笑ましいです。
    こんな景色を見ることがなくなってきてるので、子供たちのいい経験だと思います。
    梅はすぐ食べられないのが残念ですが、色々と加工出来るので楽しみですね!

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