マラソン大会の日だと聞いて、こどもたちの応援に行った。
各学年にクラスは1つ、総勢でも150人ほどの児童数である。
全員がいっせいに走り出すのではなくて、まず1年生がスタートし、戻ってくるのを拍手で迎えてから次の学年が、よーい、スタート!飛び出していく。
どの学年の児もスタート直後は短距離走のごとく猛ダッシュ。勢いのあるままグランドを一周し、通学路へと走り出て、数分後には間隔を空けた列となって、頬っぺを真っ赤にしながら戻ってくる。
孫はいないが作文教室のこどもたちが1年生にも2年生にも、3年生にも、そして5年生にもいるので、いっぱい応援して存分に楽しませてもらった。
上位には入れなかったけれど、教室のこどもたちは全員が元気に完走した。
わたしは、ゴール直後に気絶したことがある。高校生の頃。
それも、華々しく先頭争いをして倒れ込んだというわけではない。ビリから数人目という順位であった。
1年生のときも2年生のときも、風邪引いた、腹痛で…などと口実を設けて不参加であった。
日頃から、ナニクソ!と頑張るところが無かった。体力も気力も、ずうっと怠けていた。
卒業間近の3年生だもの、と参加したが、走ったり、歩いたり、歩いたり、でなんとかたどり着いたゴールであった。
「だれか倒れたらしい」と声が飛び交う中、とっくに上位で校庭に戻っていた妹が見たのは、朝礼台の上に寝かされた姉の姿であった。恥ずかしかったそうだ。
全校生徒の集まる校庭の朝礼台の上に、アシカ?いや、トドのごとき姿が―。思い浮かべても、確かにみっともない。

若かりし時のことが、思い出されますね!
昨日の朝、こちらでも霜がおりてサクサク、霜柱を踏むのが、小さい頃から・・・
草も野菜も凍ってしまいましたよ。