お手玉

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700円也の温泉施設へ通っている。家から5分である。
遠方からの人も多い。車で1時間です、1時間半です、と聞く。
週に2度3度と通ってきておられる。
似たような年頃である。
病気の話、孫の話が多いが、近ごろはこどもの頃の思いで話が続いている。
60有余年も前の情景である。
あの頃の寒さ対策はタドンだった、レンタンだった。
ひとしきり相槌を打ち合う。
お手玉の話になった。
「指先も頭も刺激されて良いそうよ。テレビでやってた」
まずは現状の老化対策の話となった。
「こどもの頃は3つのお手玉をあやつれた」、
「作ってもらったお手玉を10個も袋に詰め込んで遊びに行った」、
「じょうずだったよ~」、
口々に出てくる。出てくる。あの頃の情景が。
老女たちの顔が童女の顔になった。

「お手玉」への1件のフィードバック

  1. 今日、手芸の会で作品作りを終えた人はお手玉作り始めたんですよ!
    懐かしくお手玉遊びをしてしまいました。
    手遊び遊びも楽しいものです。

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