作文教室のこどもたちの勇姿、晴れ姿を見ようと運動会へ。小学校の石垣にも彼岸花が咲いていた日。
全員お揃いのTシャツ、紺のショートパンツである。
高学年ともなると体の特長が大きいが、我が作文教室に通って来ているこどもたちはちっちゃくて可愛い。
懸命に、走る、ダンスをする、綱引きをするこどもたちの中からそれぞれの児を見つけられない。
スラリと長身の3年生のはなりちゃんは見つけた。
ちっちゃな児たちそれぞれは、競技を終えて退場してくるときに発見!したりであった。
ずうっと昔の情景―。
その頃は今よりももっと児童数が多かった。
上下ともに白い体操服であった。
母親は、さすがに娘を集団の中からすぐに見つけたようだが、父親が言うには、
「みんな同じ服なので見分けにくいが、一番太い女の子を探したら、それが娘だ」。
その当時と今と、体形だけは変わらない。

